カードローン>カードローンへの規制

特にこの借入限度額の上昇というのは、
消費者にとってはとても厄介なものなんです。
というのも、借入限度額が上昇すると、
それを自分が使用する事の出来るお金が増えたと
錯覚してしまう人がとても多かったんですね。

本来であればそれは借金が増えるという事です。
しかし、カードローンの手軽さから、
それを借金とは思わずに
自分自身の使用出来るお金が増えると錯覚してしまうんですね。

それにより、一ヶ月の返済が滞ってしまうような状態になると、
その借金の支払いのために、新しいカードローン会社に申し込み、
新たな借金を作る。

カードローン業界的にはお金を沢山借りてくれる訳ですから
とても好ましい状況にあるとも言えますが、
それは社会的にはあまり好ましい問題ではないですよね。

何しろ借金をこさえてしまう人が増えてしまうという事なのですから。
ですので、先に挙げた賃金業法の改正により、
収入と借入額の割合に応じて、
カードローンを利用出来なくなるという法律も来春から施行されます。

こうした状況というのは
多重債務者が社会問題になっているという問題が根底にあるのですが、
カードローン会社からすると自分たちの利益を削られる訳ですから、
それはとても厳しいものがありますよね。